Good ride makes good day.

30代半ばブログと共に禁煙も出来たらなんて淡い期待をだな・・・

富士ヒルクライムに参戦!!

6月9日に無事初のヒルクライム大会に参加してきました。

富士ヒルクライム!!

自転車に乗り始めて、初めて山に登ったあの日からずーっとずーっと出たいと思ってた大会に参加してきました。

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前日受付という事でワクワクドキドキしながらの参戦。

すべてが初めての体験でとても楽しかったです。ただ・・・どうしても欲しかった物があり、それを獲る為に去年の10月から只管に練習を積み重ねて来ました。

それは90分を切ると貰えるブロンズリングというものです。

ブロンズは脱初心者と言われる90分を切ると貰えるリングです。

最低でもブロンズ、目標はシルバーという事で練習をしてきました。

 

練習内容などは前回までの記事がほぼそれに値します。

富士ヒルブロンズを獲るために必要なPWRは3.1w/kgが最低でも必要と言われているそうです。直近での自分のFTPは4.1w/kgだったので、ある程度やれる自信がありました。

シルバーを狙うのであれば4.1w/kgと言われています。ただ、自分には実走での60分を超える登りの経験もなく、どれくらい脚も心拍も持つか全くわからなかったです。

ただ、最低でもブロンズは取れるだろうとは思ってましたが、直近で体調を崩したりだとか練習の方向性、トレーニングの失敗などがあり心身共に疲弊はしてしまっていました。

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が、突然の大復活。前回の記事でも書きましたが、久しぶりの二ノ瀬での大幅ベスト更新。そして、stravaでのやり取り。僕は強くはないけど、もう言うほど弱くはないと自信が持てました。Mさん、あの時のコメントのおかげで本当に自信になりました。

kudosをくれた皆!それに個人的にLineくれた仲間にも感謝。

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前置きはこれくらいで前日。

写真全部で3枚しか撮ってないというブロガーとしては大失格なのですが、まぁ撮るものもなく。僕は遊びで来てんじゃねぇと意識高い系男子でやり過ごしました。

クネゴも居ましたが、クネゴが販促してるわーくらいに軽くあしらい。

森本さんを見た時に一人でウワッ!!!って叫んだくらいでテンション全く上げてないです。FUJIがブース出してたのはちょっと嬉しかったかな。

 

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一応記念に撮ったりしたけど、一応撮っただけって感じがヤバイ。

良い意味で集中してたけど、イベントを楽しむ余裕はまだまだなかったかな。

富士ヒルに参戦する上で前日までに用意したほうが良いもの。

富士ヒルクライム公式の参加案内をプリントアウトして持ってくのが良いでしょう。

それに付随する忘れ物リストで前日までに忘れ物がないように積荷しておく。

エントリー証明(計測チップ、ゼッケンとの交換に必要)はスマートフォンでも出来るが、紙でプリントアウトしておくと良いかなと。折りたたんで財布にでもぶち込んでおきましょう。

 

余裕のある準備は確実に余裕を生みます。

 

なんて言っとりますが、実は3日前まで車中泊しようと思ってたんですがbooking.comで調べると民宿なら行けそうなところが数箇所。良い睡眠が取りたいとやはり思ったので宿確保。2,3日前でもなんなら当日でも民宿や民泊なら取れるので、次回参加される方は一応頭に入れておくと良いかも。ただ、テレビもねぇラジオもねぇなんならコンセントすらねぇだったけど、寝るには充分で逆に集中できた。

 

って事で本番!!なんですが、一枚も写真ないです・・・

 

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最終的な機材はこんな感じ。

FUJI SL ELITE  Ultegra R8000 DT swiss PR 1400 dicut oxic

直前で変更したのは、見た目重視でスパカズのボトルケージ2本。

 

さて、レース本番です。心配してたトイレ渋滞ってのは30分とか待つものかと思ってたんですが、トイレ自体は無数にあり待って1分とか2分とかそういうレベルでした。

だから、心配しなくて良いんです。ただ余裕を持って現地には入ったほうが良いかも。

自分は40分までには入ってたんですがグループの移動が既に始まってました。

 

さて、スタート地点への移動が始まってしまって居たので集団最後尾辺りに位置づけ・・・ただスタート地点付近で横にもっと広がってくださいという声かけがあるのでその声に同調して左サイドから日本代表長友佑都選手ばりに左サイドをかけあがり番手をあげました。って事でスタート。

 

今日の脚の状態を確認しながら、軽いギアでケイデンス90以上を意識して回して計測地点まで回します。ここは飛ばしても正直意味がないので、ただ番手を上げて良い位置取りをしておくのは少し重要かもしれません。とりあえず自分はある程度右側へ移動しておく事に。前の方へ出ず。集団3分の1より前辺りで。

 

計測開始直後思ったより緊張してないのと脚自体は軽いという印象。

右側から上がっていく黄色いチームジャージの二人。ある程度タイムを狙っているのが会話からわかる。パワーについての指示をお互いにしてる会話があり、とりあえずこの二人のペースに合わせて5kmまでは行く事に決める。

 

5km着時点で18分35秒。シルバーペースであればギリギリのライン。

5km時点でチームジャージの方とはペースが合わず自分が先行して次の5kmを単独で行く事に。その後も中々脚が合う人が居なく、自分のペースで只管登る。右側も渋滞してしまっていて中々に難しいペースに・・・

 

10km到着。35分。シルバーのペースから1分半のギャップ。

この時点でシルバーが難しいと心が折れかけるが、ネバーギブアップ。

今日出来る最速で走ると心に決めてもう一度脚に力を込める。

次の五キロが一番辛く、手先が痺れる感覚となんとなく力が入らなくなるかもしれないという不安が急に襲ってくる。これは10kmを超える峠を登った事がない経験の差なのかもしれないなとあとで思った。ここからは完全に未知の領域。

マグオンを飲んで様子を見、その後アミノバイタルも注入。

マルトデキストリンを含んだ水で給水。糖質も充分足りてるはずなのに何故!?

考えてもしかたないので、とりあえず回すと少し楽になってきた。

 

ここで抜きつ抜かれつしていた地元の高校生の子とペースが合いそうだったので協調。

時に前でペースを作り、時に後方で。半々くらいは引いたと思う。

15km時点で52分。シルバーから3分遅れ。

 

自分を含めて3人でローテとも言えないがペースを刻み3人で登る。

途中からいろんな事が頭をよぎったけど、今までやってきた練習を考えると全部が楽に思えた。1時間走ったあとに20分FTPで走るワークアウトをやった事もあった。

あん時より今がきついか?あん時より脚にきてるか?心拍にきてるか?

そんな事を考えてると不思議と笑顔になってくる。楽しすぎる。

やっとココまで来た。

 

20km地点。70分。

20kmまでが勝負であとは平坦などと仰るクライマーの方々が居るみたいですが、全くもって平坦じゃねぇ!!ここでまた心が折れかける。

高校生からも千切れてしまい完全に単騎に・・・

ダンシング時に右足太ももと脹脛が攣りそうな傾向があり、ここでもうダンシングは捨てる事に。心拍は全然余裕があり上の方で維持出来てるにもかかわらず、心拍がきついなどと言った場面は皆無だった。

その後に来た平坦区間。もがいて30kmくらいは出して、最後の登りでは完全に右足を吊りながら右足は添えるだけ走法で左脚に力を込めて、唇を噛み締めながらゴール!!

 

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直近8ヶ月、僕の自転車に乗る理由の全てだった富士ヒル

夢であり目標であった富士ヒル

本当にありがとうございました!めっちゃ楽しんだ!!

 

って事で来年も出るかなぁ?いや、出るだろ!

 

さて、大会楽しいなぁ・・・・パワーメーターとりあえず買う・・・

自転車が競技に変わった日でした。