Good ride makes good day.

30代半ばブログと共に禁煙も出来たらなんて淡い期待をだな・・・

高知龍馬マラソン2020

初めてのマラソンを走り終えて?無事帰宅しております。

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なぜローディの自分がマラソンを始めたかについては、過去のブログにて書いております。ローディを小馬鹿にされたのが悔しかったから、自分で走って証明したいと思ったのが一番の理由です。

 

自分は反骨精神の男だと自分では思ってて、君には無理だと言われると無性にやりたくなっちゃうタイプの人間だと思ってます。それでいて、協調性もないという残念な人間でもありますが・・・。

 

さて、初マラソンまでにやってきた練習は距離へのなれを掴む事とペース走をメインにやってきました。初マラソンを走り終わった後に思うことは、距離+時間の練習をもっとすべきだった事(30㎞走、40㎞走、2時間走、3時間走、LSD)と漸進性過負荷の法則にのっとったスピード走などをやるべきだったと思いました。

実際4:30/km~5:00/kmくらいのペースで20kmまで押し切る事は出来る走力はありました。それは過去のstravaのログを見ても実際にそうでした。ただ、それ以降自分の筋力がどうなるか、体力がどうなるかを自分自身把握出来てなかった。

大会までに30km走を一度やったのですが、その時は前日に激しめに筋トレをしていて足に大きな疲労が残っていて30kmを5分半程度で走りました。

その時は最初の10kmは6分/kmで入ってビルドアップして行って、次の10kmで5:30/kmで入って5分/kmまで、次の10㎞で4:30でフィニッシュという感じでビルドアップで上がろうと思ってたんだけど、結果はあげれず最後の10㎞はキロ5も出ず5分20しかあげれなかった。その時におかしいと思わずに前日の筋トレのせいだと決めつけたのが最初の誤算になった。

 

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最後の二週は軽いジョグと1時間走などで披露を抜いて、皿足を作る事にしました。

更に新年会などもあり、日ごろ飲まないお酒を飲むことにもなり体調も崩した事で思った以上に調整が難しくなった。体重と体脂肪は富士ヒルの時以来のベストまで持っていったもののベストの体調ではなかった。これが二個目の誤算。

 

走行距離780キロ程。

 

そして、大会を迎える。

前日乗りして、久しぶりに従弟に会う。

高知名物のかつおを頂き、皿鉢料理を振舞ってもらった。

生まれ故郷は最高だ。特にかつおは本当に全国の皆に食べてもらいたい。

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これはやいろ亭という高知で一番と言われているカツヲのお店。是非、ローディにもランナーにも行って欲しい。

そして、晩酌を終えて早めに就寝。大会当日を迎える。早めに着けて軽くストレッチ。アップする場所などもなくストレッチと体が冷えないように体を動かす。

レースプランとしては、4分50秒/km台辺りで最低でも30キロまで引っ張っる。後は、気合いで残りをねじ伏せる。というプランで居ました。

雨は降っていたものの、逆に寒すぎる事も無く恵の雨だとさえ思っていました。実際に走り出しも想定してる程の渋滞もなく、入りはキロ6くらいかなと思ってたものの最初の1kmから5:20で走れる程には快適でした。その後は予定通りラップを刻む。

心拍もある程度上で保てていて、165拍くらい。

これは貰ったと思いました。足も回る、心拍も楽、いける所まで突っ走る。

しかし、その快走はあっけもなく終わりを迎える。

全長800m獲得標高50メートルの浦戸大橋の登りが始まると足が固まり始める。

登りの走りを知らない。ただここでタイムを大幅に落とすわけには行かないと粘る。5分20まで落としたもののくだりで挽回する為に下る。

下りは体重の5倍の負荷がかかると言われている。f:id:sangakusan:20200219034709j:image

この辺りで両太腿に強烈な違和感があった。

ただ、下りきった後のストレートでキロ5まで上げれたら確実にいけるという未知の自信があった。

ただ、それもあえなく終わりを迎える。

24キロ地点。左足ハムストリングの痙攣。

今までにつった事のない箇所だけに精神的に追い込まれる。脚が壊れるかもしれない。帰れなくなるかもしれない。見渡せば顔をタオルで覆いながら、車椅子で運ばれていく選手もいる。

 

一度立ち止まりストレッチをして走る。やはり強烈な違和感。キロ6まで落として走る。この時点で自分の情けなさに涙が出そうだった。ただ維持でもゴールはすると脚を前に投げ続ける。

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何度も止まり、何度も歩き、声援に後押しされ進む。前方から折り返して来た兄にも励まされる。気合いで前に脚を投げる。折り返して残り7キロ。まだ4時間切りも行ける。35キロまで進んだ時についに両脚が攣る。一歩も前に進まずその場に止まる。5分しゃがみこみ走り、5分しゃがみこみ走る。残り3キロで義理の姉の声援に押される。後少し。念願のサブ3を達成した兄の声で残り1キロをねじ伏せる。

 

陸上競技場に入り、残りの全部を出す。ゴール。

 

stravaの方には既に結果を上げて居ますが、結果はグロスで4時間7分、ネットで4時時間5分でした。

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走り始めた理由は恥ずかしい理由でした。

自分の実力を過信してました。ローディを認めてほしくて走りました。

その結果トレーニングの基本の漸進性過負荷の法則さえも怠ってしまいました。

色んなものを無駄に背負って、悔しくて悔しくて走った42.195でした。

が、こんなに脚が動かなくなるもんかとこんなに難しいスポーツなのかと本当に途中から悲しさ通り越して楽しくなっちゃって、笑顔で走ってました。兄と姉から貰った写真はどちらもにやけてました。stravaにはそんなにやけたローディがランナーになった写真が上がってます。よかったら覗いてみてください。

 

最後に初めてマラソンを走ってみて、沿道で走り、沿道からの声援を多くいただきました。見知らぬ土地、見知らぬ道、見知らぬ人々が声を枯らしながら、時には涙しながら応援してくれてました。老若男女。そこには『高知にきてくれてありがとうね。』

『また走りに来てね。』『こんな遠くまで来てくれてありがとう』と声を掛けていただきました。オフィシャルのエイドではないローカルのエイドが何か所もありました。

ご家族が出されてたエイドもあります。脚を攣っている人が居たら、それを助けるランナーがいました。そして、それを助ける沿道の応援者が居ました。

終わって街に出れば色んな方々が選手を出迎えてくれました。声を掛けてくれました。

 

参加した全ての方が勝者でした。誰一人敗者の居ないスポーツでした。

こんな素敵なスポーツと出会えて僕は最高に幸せです。

きっかけはくだらない維持だったけど、本当にまた走りたいと思いました。

自転車も同じように自身と戦う敗者の居ないスポーツです。

こんな素敵なスポーツが発展する事を切に願います。

 

今、新型コロナの感染拡大で大きなイベントの中止があるかもしれません。

実際に東京マラソンは一般参加の中止を決めました。その余波はおそらく名古屋ウィメンズにもあるかもしれません。そして、今年開催される大きなイベントにも余波があると思います。犬山のハーフも中止という事でした。

 

自転車競技も大きなイベントがどうなるかわかりません。

富士ヒルなどは特に海外からの参加者も多い大きなイベントです。

ひょっとするとそうなるかもしれません。ただ、コロナの問題が終焉したら、また開催をしてほしいです。大きなイベントでの町おこし、そして、そこの地を知り、触れるという喜びを広げていってほしいと思います。

 

自身の参加大会も今見直しています。今年はメジャーな大会を控えるかもしれません。

皆様の安全とイベントのより良い開催を心から願ってます。

 

で、gakuはマラソン。今年もう1本は走りたいと思います。そこでまたサブ3.5の夢を見ます。まてサブ4だろと思うかもしれませんが、やはりそこではなく。35分も足りなかった今回の結果をまたぶつけたいと思います。

勿論、これからの時期はローディとして多くの時間を過ごすと思います。

まだ今年自転車乗ってない( ^ω^)・・・